指ヨガとは?
指ヨガとは:
手を全身の縮図と考え、その手や指を押したり曲げたりひねったりする動作。
手を揉むことで、脳をはじめとする全身に刺激を与えゆがみを修正する。
修正によって、心や体の不調を和らげていこうという健康法。
私の様な身体の硬い人間でも、手指を刺激するだけで、全身を使うヨガに近い効果が得られるというのですから、ありがたい話な訳です。
講座の費用・期間は?
私が受けたのは、名古屋市に拠点を持つ、
【一般社団法人 手のひらセルフケア協会】の『インストラクター養成講座』です。
全6回の講座で、受講料は初年度協会登録費用込み、当時5万円(税込み)。
1講座は2時間。
2講座ずつ、3日に分けて受講しました。
―受講の流れ―
①入会
↓
②全6講座受講
↓
③講座終了
↓
④修了証発行
インストラクター認定
短期で勉強したい人へは、集中型の講座も可能でした。
受講生に合わせて融通して頂けたので、仕事をしながらでも通えたのはありがたかったです。
講師として人に教えたい場合は、インストラクター講座を終了後、更なる講座を受け『マスターインストラクター』の資格を得る事もできます。
指ヨガを選んだ訳
そもそも、なぜ『指ヨガ』に興味を持ったかと言いますと、
① すでに指ヨガを始められていた先輩(女性)がとてつもなく素敵だった
② 40代も半ばになり、冷え性や体の巡りの悪さを感じていた
③ 体が硬いので全身を使うヨガは向かない
という感じ。
動機はとても単純です。
言ってみれば、こんな簡単な気持ちでも難なく始められるのが『指ヨガ』なのです。
手のひらだけで得られる【指ヨガ】効果
この講座では『手は露出した脳である』という言葉が出てくるのですが、実際に思い浮べてみて下さい。
人は緊張した時、手をギュッと固く握り力も入り汗ばみます。反対に嬉しい時や開放的な時は、「わーい」とか万歳のポーズに見る様に手を広げたり、だらんとリラックスして力も抜けていますよね。
脳で感じている事が自然に手と連動しているのが分かります。
また、昔から
『ボケない様に手先を使うと良い』
という事はよく耳にしてきました。
シンプルで私でも分かりやすいと思ったのです。
施術法は、様々な著書も出版されていますので読んで頂くと、その簡単さも分かってもらえるかと思います。
実際に私も購入して読みましたが、図解も多くてとても分かりやすいです。
※本ページはアフィリエイトによる収益を得ています
寝たきりの母へ指ヨガ
『指ヨガ』の長所はたくさんあり、実感しています。
最近では、入院して寝たきりだった母にもしてあげる事が出来て、本当に良かったと感じています。
入院中に脳梗塞も発症した為、左半身に麻痺が残り硬直していました。
ゆがみもあるので全身に力が入り、握りこぶしで手の爪が肌に食い込む事もありました。
痛々しく、見ていられませんでした。
ところが、母の手のひらをゆっくり広げてあげると、体の緊張が緩んできたのがわかったのです。力が入って丸まっていた肩も、少し広がったんですね。
筋力が落ち、皮膚ももろくなっていたので、『指ヨガ』のテキスト通りにはできませんでしたが、
ガチガチに固まった全身がほぐれた瞬間でした。
普段はギュッと力が入る↓

広げるだけで簡単に緊張が緩む↓

麻痺の方の手は無理に広げると痛いので、反対の手でも充分効果は得られます 広げるのも無理なら、そっと擦るだけでも良いのです。
呼吸に合わせて行えれば尚良し。
出来ない場合は、話かけながら一定のリズムでゆっくり擦ってあげると、リラックスして力が抜けますよ。
どこでも誰でもできる
【指ヨガ】を詳しく知らない人でも、形に捕らわれずにやってみると良いですよ。
確かに、きちんと基礎を知っていれば効果的に施術ができます。
しかし、看護の世界に〚手当て〛という言葉がある様に、人の手の効果は思った以上に大きいのかも知れません。
ただ、触る握るだけでも。
『指ヨガ』は年齢問わず、いつでもどこでも行えます。
着替えなくても、仕事の合間でも、寝たきりでも。
この先高齢になってウオーキングも出来なくなったとしても、テキスト通りでなくても『指ヨガ』なら出来そうです。
セルフでも、誰かにしてあげてもいい。
老後はそんなに怖くないかも知れないけれど、できればやっぱり健康に過ごしたいもの。
健康法は世の中に溢れています。
自分に合った1つが見つかれば、老後もドンと来いという気分になります。
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