カツオが磯野家を片づける日。親の家を整理する時、読みたい1冊

実家終い
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こんにちは。
目下、老活中のダマです。
老後の『快適おばあちゃん』目指して、生活を整えています。
実家終いも、同時進行中であります。

ポジ子
ポジ子

ダマさん、こんにちは。
生前整理は進んでる?

ネガ代
ネガ代

夏バテしてて、ダラダラお家で過ごしてたみたいよ。

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カツオが磯野家を片づける

なぜ片付け前に読んで欲しいのか


実家を片付けるをテーマに、今まで様々な角度から記事にしてきました。
・実際に片付けた物
・方法、コツ
・メンタル面


ブログネタにもなり、自分の生前整理の予行練習にもなるからと、案外積極的に片付けに取り組む事ができました。
でも、やっぱり実家を片付けるのは壮大なこと。
分かっちゃいるけど、どこから手をつけていいのやら分からないのが現実でした。


ハウツー本も出てるけど、家によってそれぞれ状態も違います。
参考にならないところが多いと、やる気が削がれちゃいます。


そんな時におすすめの1冊が、
【カツオが磯野家を片づける日】です。
どこがおすすめかって?
スラスラ読めて、頭に入りやすい点ですよ。

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ひと昔前、メディア【あさイチ】なんかでも紹介され
話題になっていました。
以前から読んでみたいと思っていたのが、ようやく叶いました。


我が実家は物にフォーカスすると、現時点で8割ほどの片付けが済んでいます。
ですので、復習の気持ちで読んでみました。

読みやすさの理由


読みやすい理由はズバリ!登場人物の認知度の高さです。


日曜日の午後6時30分、国民的アニメの【サザエさん】を知らない人がいるのでしょうか。
磯野家長男カツオが41歳になり、波平亡きあとの実家を片付ける設定。
1冊の中に、実家の片付けの知識が詰まっています。

ポジ子
ポジ子

カツオは独身設定なの。

ネガ代
ネガ代

ワカメは2児のお母さん。
仕事も両立のワーママなのよね。


この本、決して挿し絵がある訳ではありません。
活字の中に、所々ポイント的な要点がまとめられていたり、グラフや図解表示があるだけなのです。
なのに、本当にスラスラと読み進める事ができました。


磯野家シリーズは、他の著書も含め3冊ほど読みました。
相続にフォーカスしている他の2冊に比べ、片付け中心の展開が【カツオが磯野家を片づける日】になります。
実家の片付けを今から始めようという人に向け、一番最初のステップとして読むのに最適な1冊だと思いました。

スラスラ読める具体例


スラスラ読めた理由は具体的に何なのだろう?


答えは先に述べた通り、登場人物効果だと考えます。
難しい法律関係のことも、誰もが知っている登場人物たちのお陰で、すんなりと頭に入ってくるのです。
磯野家の家族構成は、大多数の人の頭に入っていることだから、前置き説明の必要がないのです。


取り巻く周囲の人々も、お馴染みです。
花沢さんが、家業の不動産屋を継ぎ、地域の空き家対策に携わっていたり、
早川さんが、実家片付けアドバイザーの仕事に就き、磯野家の片付けを手助けしたり。
中嶋君がFPになっていたり。
同期の仲間が、それぞれのプロ目線でアドバイス・サポートしながら、磯野家の片付けが進んでいきます。


都合の良い様に当て込まれた役回りかも知れません。
ですが、読みながら頭の中でアニメの情景が自然に浮かんでくるのです。
頭の中で活字を動画に自動変換できたことで、一気に読み進めていけたのだと思います。

ポジ子
ポジ子

カツオとサザエさんが言い合いしてるトコとか、目に浮かぶんだよね。

ネガ代
ネガ代

まるでTVアニメを見てるかのように読めちゃう訳ね。

親の家との共感部分が必ずある


もう一つ、
読み進めて共感したのは、実家あるあるです。


私の場合、主婦の鏡のようだった母フネさんが、物に溢れた家で暮らしている姿が、晩年の母の姿と重なりました。
片付けは、『フネさんが安全に暮らせるレベル』を基準に進んでいきます。


他には、子供たちは独立して親元を離れているとかも、ありがちですよね。
誰にも1つや2つ必ず当てはまる、環境設定があるので、自分と重ね易かったのです。


あと印象に残ったのは、生前整理と遺品整理の話。
親が元気なうちはガードも固くなかなか片付けられない、ならば亡くなってから片付ければいいと思いがち。
ですが亡くなった直後から、全ての物が『遺品』に変わるというところでした。


私も経験しましたが、遺品になると途端に整理することができなくなるのです。
葬式直後は、悲しみでもちろんそれどころではありません。
時間が経過しても、全てが思い出になってしまい、生前なら迷うことなく捨てれそうな物も、もう少し残しておこうか・・となってしまったのです。
結果、片付けが全く前に進まない時期がありました。

ポジ子
ポジ子

昔は、物を大事にとっておくのが美徳みたいな考えがあったから、実家の物が多いのも、あるあるなんだよね。

ネガ代
ネガ代

でも、フネさんも高齢になったんだし、片付けなきゃ足元だって危ないのよ。

さいごに


何から手をつけたらいいの?
どう片付けたらいいの?
2つの不安を取り除いてくれた書籍の様に思いました。
登場人物の親近感を力に、片付けのスタート地点に導いてくれる1冊ではないでしょうか。


実家の片付けをしなくちゃ・・と考えているのならぜひ読んでみて下さい。
片付けの準備運動として読んでおくと、効率もきっと上がりますよ。

コメント

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