田舎で車手放すは叶う?

車は絶対にに必要だよ。
コンビニだって、車で行かないとだもん。

だよねぇ。
地方は、一番近いコンビニへも車がないと遠いからなぁ。
自家用車は点検の手間だけではなく、維持費用も大きく、老後の年金生活を脅かす要因になりかねません。
田舎なら、どこでもあるあるですが、生活の足は基本が自家用車。
電車やバスも走っていますが、その本数と路線の少なさと言ったら。
時間帯によっては1時間に1本あるかないか。
車のない生活なんてまず考えられません。
それでも、個人的に夢に描く老後計画では、
65歳辺りで自家用車を手放す
↓
その後はカーシェアリングでつなぐ
↓
75歳頃には免許返納
・・が、理想のかたち。
あくまでも、希望の筋書きですがね。
無謀な計画なのでしょうか?
そこで、本当に65歳で手放すのは可能なのか、現状を調べることにしました。
数年ぶりに地元に戻って感じたのが、レンタル・カーシェアリング参入企業が増えていた事でした。
『自家用車を手放しても、時々は車に乗りたい』
この願いを叶えるのは、レンタルもしくはカーシェアなのでは?と思いました。
レンタルvsシェア比較
料金比較

比べたところで、私はダンゼン自家用車派だかんね?

知識として調べておくのは良い事だし、今後の選択肢も広がるかも。
調べてみようよ。
そこでレンタルとカーシェアを、1つの事業社で比べてみる事にしました。
今回調べた業者は、私が【あげます7(セブン)】でお世話になっているココ

【智頭石油】さん。
鳥取県内で、自動車販売・メンテナンス・スタンド経営の他、
レンタル・カーシェアの両方の事業展開もされています。
補足です。
あげます7とは:
新車を車検・税金・メンテナンスコミコミで月々定額で乗ることができる方法。
途中で乗り換えてもよし、7年後に自分所有となりそのまま乗ってもOK。
不要な場合は買取もしてくれるそう。
CMや広告などでもよく見かける様になりましたね。
月々1万円ポッキリとかのやつですがそうです。
さて、本題です。
まずは料金で比較してみましょう。
レンタカー(会員価格)車種(コンパクトタイプ)で
1時間800円(税込み)
12時間まで2500円(税込み)
24時間まで3700円(税込み)
超過1時間ごと800円(税込み)
VS
カーシェアリング
15分200円(税込み)
3時間パック2000円(税込み)
6時間パック3000円(税込み)
12時間パック3500円(税込み)
24時間パック4300円(税込み)
※価格は2019年当時のものです

維持費を考えると、そりゃあ借りた方がお得なんでしょ?

確かに、コストは安く抑えられそう。
どちらも、入会金・年会費は無料のようです。
料金だけで比較すると
チョイ乗りで1時間なら同額で引き分け。
2時間~3時間までならカーシェアリングの勝利。
4時間~12時間以上ならレンタルの勝利。
使い易さ比較

使いやすくなきゃあ、いくら安くても自家用車が便利に決まってるよ。

肝心なのは利便性よね。
そこ、大事。
両者を利用する場合、田舎で最も忘れてはならないのが、立地・使いやすさです。
次は、使い勝手で比較してみましょう。
再度言いますが、今回は同じ会社で、異なるサービス(レンタルorシェア)で比較しています。
レンタカー事業では、市内で8店舗の店舗があります。
レンタル手順は、
TEL・WEBから予約→店舗に来店→説明後出発→返却
カーシェアリングは、市内に9箇所ある駐車場に直接行きます。
初めての場合手順は、
入会申し込み→WEBで予約→予約のパーキングに直接行き→車を専用カードキーなどで開け出発出発したパーキングへ返却
という流れです。
使う手順目線で大きな違いは、セルフで利用できるかそうでないか。
予約までの段階は、両者WEBでできるようです。
ただ、シェア利用の場合は、事前に契約会員入会申し込みを済ませておく必要があります。
立地面ではどうでしょう。
レンタル店8店舗の場所は、主要駅・空港からほど近いところばかりになります。
観光客の利用需要を考えると、納得の場所ばかり。
ですが、日常生活に+αとして使いたい場合には、店舗の場所も偏りがあり、店数も少なく感じます。
カーシェアの場合、県内に30ケ所のステーションがあるようです。
しかし、生活圏内で数えると11カ所ほど。
更に、今住んでいる場所からの最短距離ステーションへは、歩きでも30分かかります。

ビミョー。
てか、現実味なし!却下だね。

う・・う~ん。おっしゃる通り。
百歩譲っても、今の段階なら自家用車がないと生活できないなぁ。
比較してタイミングを想定
費用面では、レンタル・シェア両者の大きな差はない結果でした。
時間や使用頻度で、使い分けしても良さそうとは思いました。
ですが、立地・店舗数の面から考えると、今の段階では、とても車を手放す気持ちにはなれません。
将来に向けて、もっとステーションが増え充実してもらえると現実味が出てくるかもですが。
パーキングの場所・数が利用の決め手になるのは間違いないと思います。
ほとんどの業者が、主要駅とか、空港から歩いて行けるシェアステーションに集中している印象でした。
日常生活使いとしては、無理があるようです。
車の数も、利用の多そうなステーションは3台ほどありますが、その他の場所は1台きり。
先に予約が入ればアウト。
ちょっと当てにならない印象です。

でしょー?ダマさんやっと分かったみたいね。
田舎で車は必要なのっ!

ポジ子、エライ自家用車押しだなぁ。
そんなに、車好きだったっけ?
【カリテコ】カーシェアの体験談
数年間、名古屋市内でカーシェアリングを利用していました。
その時の経験は、検証比較の役に立ちました。
名古屋在住時も、自家用車を持っていました。
ですが、通勤は歩いて20分程度でしたし、息子が就職したのと車検を迎えたのをきっかけに、手放したという経緯です。
手放しても生活が成り立ったのは、徒歩通勤という事と、バスも地下鉄も時刻表を気にしないでよいくらい、次から次へと走っていた交通環境があったお陰だと思います。
以前実際に利用していた、カーシェアの利用の流れを紹介しておきましょう。
事前に免許証コピー・契約書類に必要事・引落のクレジット情報etc.を送付し入会申し込み
↓
審査を受け、入会成立
↓
契約・規約に関する書類と車のロックを開けるカードキーが郵送で届く。
↓
webでステーション検索・車の予約
↓
当日、直接予約したパーキングに行き、カードキーで開錠
↓
利用時間のカウントは、カードキーで開錠した時間~乗り終えカードキーロックまで
↓
時間の超過部分は15分単位で自動計算され、WEBで利用金額をお知らせ
↓
契約時に登録しておいた、クレジット決済で後日引落し
セルフバンザイ\(^o^)/
と、こんな感じでした。
全ての工程で、面倒には感じるポイントはなかったですね。
運が良ければ新車に乗れちゃったりして、テンションも上がります。
料金プランは使用頻度で選べる
ちょこ乗り・でら乗り・時間パックと豊富に選べました。
東海圏が中心の企業でしたが、エリア拡大されつつあり、全国に12000以上のステーションがあるのは魅力でした。
名古屋市内では、地下鉄の駅周辺には必ずステーションが設置されていましたから、困る事が全くありませんでした。
例え車に乗らなくなったとしても、年間会費は0円ですから、契約維持コストがかかりません。
脱会せず放置していても、損はありませんね。
保険も利用料金の中に含まれています。
レンタル・シェアの場合は、ほぼどこもこんな感じなのではないでしょうか。
当時の私は、月に1回乗るか乗らないか程度でしたので、
『ちょこ乗りプラン』で契約していました。
月・年会費無料。
初期費用は、ICカード(カードキー)発行手数料 540円(税込み)のみです。
使用料金は、借りる車のクラスによって変わります。
軽自動車なら、15分206円(税込み)でした。
距離料金はかかりません。
『でら乗りプラン』との大きな差は、
でら乗りの場合は、月会費1,030円円(税込み)がかかります。
しかし、毎月使える1,030円(税込み)無料利用サービス付きなので、1回以上必ず乗るぞ!という人は『でら乗り』が断然お得なのです。
でら乗りの場合、時間料金が軽自動車クラスで、15分180円だからです。
『ちょこ乗り』契約していても、長い時間利用したい場合は自動に安いパック料金が選ばれるので、わざわざ自分で比較してから予約申し込みする必要もなく、とても楽ちんでした。
例えば、2時間予約しても、道路状況により超えてしまう場合もありますよね?
そんな時は、15分単位での加算が自動に計算される為、超過手続きも不要で便利なのです。
逆に、早く乗り終えた場合は、時間分差し引かれて安く計上されていました。
※価格は全て2013年ごろ当時のものです

住んでる環境が違い過ぎだよ。
田舎じゃあ、こんな便利にはいかないっしょ。

昔、住んでた賃貸からシェアステーションまで、歩いて2分かからなかったって言ってたもんね。
まとめ
田舎で車を手放すまでには、まだまだ問題がある事が分かりました。
ちーん (-_-;)
しかし、今後のステーションの広がり次第では、叶う事も充分考えられます。
重い買物や、遠い買物はネットスーパーや通販を上手く利用していくなどの工夫で、車を手放すプランを実現したい!と気持ちが強くなりました。
今後も他社比較したり、もっと詳しく調べていくなかで、最終判断していこうと思いました。
コミュニティバスの存在も、昔に比べると充実してきたなぁという印象を受けています。
どこまで、車離れの役に立つかは疑問ですが、実際に乗ったりしてあらゆる面から利便性を検証していきたいと思いました。
10年後、20年後、ステーションが増えるのを期待しつつ、車を手放す心構えと下調べを続けていきます。

そのうち、でっかいドローンがダマさんのこと運んでくれる時代がくるかもよ。
待ってなって。

メンタル強いね。
車を手放すの、諦めないんだぁ。
シェアが浸透した便利な未来に期待しよっか。
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