最終章。葬儀・法事などの希望
以前に紹介した、私が実際に購入したエンディングノートの中身の第3弾、最終章です。
葬儀に関する事・死亡後の供養をどのようにして欲しいかなど、具体的に記入していく部分になります。
葬儀方法や費用ついての私の指示

宗派に始まり、喪主は誰にして欲しいか、葬儀費用はどうするのかなど、細かな指示が書き込めます。
この項目を記入していく為には、ある程度のビジョンを決めていく必要があります。
自分の預貯金・保険金から、どの規模の葬儀ができるのか?して欲しいのかを考えなければなりません。
例えば芸能人の様に、豪華な葬儀を希望したところで、それに叶う費用を持ち合わせていなければ実現は出来ません。
費用に関わらず、現代はお葬式自体を行わず、親近者のみで故人を送り、直葬するという選択が急増しているそうです。
考え方・事情はそれぞれですが、葬儀自体の意味を自分なりに考えてみる、良い機会だと思います。
エンディングノートの長所は、葬儀までに決めておくことや、多様な供養方法をまとめて載せてくれているので、参考になります。
ガイドラインに沿って考えていくことができ、漏れがありません。

終活・老活の為だけではなく、普段の生活の中でも『忘備録ノート』として使える優れものです。
葬儀についてできればやって欲しいこと

葬儀を行う場合、遺影はどうする?祭壇は?
香典は辞退する?
など、できればこうして欲しいと思う希望があれば書いておきます。
ここは、あまり細かく書くと、遺族へ負担になりかねないので、個人的には譲れない事がある場合のみ記入すると良いかな、と思っています。
前にも書きましたが、今の時点で私の希望は生前葬。
ですからこの項目は、ほぼ希望はなく最短で家族で見送ってもらい→直葬でいいかなとも思案中。
ですが、あまりりシンプルにし過ぎると、遺族が見送る実感が湧かないとか、気持ちの整理が間に合わないなんて事になってもいけませんから、もう少し慎重に検討していこうと思っている部分です。
葬儀は遺族にとっても、故人ときちんとお別れをする大事なセレモニーでもありますから、あまりシンプル過ぎるのもどうなのかな?と考えている真っ最中です。
本人的には元気なうちに、お世話になった人に直接感謝を告げてお別れしておきたいと考えでいます。
実は、このブログも体が動く最後の時まで続けていくことが出来たなら、終活の場に使いたいと考えているのです。
読んで欲しい、友人・知人にブログの存在を伝えておく事で、例え高齢になって、会いに行けなくなったとしても、ブログ上で逢うことができないかと。
長く続けていくのが理想形。
寿命ばかりは、『神様のみぞ知る』なので、どんなに考えたところで、筋書き通りにはいかないでしょうが。
法事・仏壇・お墓についての私の希望

お墓はどうしたいか?
日頃の供養はどうしてほしいか?
この件に関しては、私自身は昨年末に合葬墓を予約しましたし、息子の都合が良い時に手を合わせに来てくれる程度で問題ないと思っています。
合葬墓なら、定期的な墓掃も皆無ですから。
この様に、ある程度筋書きを決めておかないと、いつまでたってもエンディングノートは完成しないのも現実です。

費用をごそっと残して、「後は遺族の好きにしてくれ」と言い残しても、故人の思う様にしてあげたいと考えるのが身内、正直迷います。
これで良かったのか?と後々悔いを残させない為にも、簡単な希望を1つ2つ書き留めておくと望ましいです。
さいごに
さて、以上がエンディングノートの全容です。
生前整理・相続・法要・・たくさん考える事があって面倒になっちゃいますか?
しかし、丸投げしたら家族がその面倒なことを請け負うことになるのですよ。
お持ちの人もそうでない人も、いつかは必ず訪れる最期の時の為に、そこからスタートする今後の供養の為に、少しずつ自分の意思を固めていきましょう。
エンディングノートの種類によって、内容は変わります。
しかし、基本の必須記入項目は、大きく変わることはないでしょう。
自治体によっては無料配布していたり、終活イベントなどでゲットできる場合もあります。
市販のノートも種類は豊富に販売されていますので、まずは手に取るところから初めてみてはいかがでしょうか。
最近では、スマホアプリのエンディングノートなんてのもあります。
購入を躊躇している人は、無料のものもありますので、のぞいてみてはどうですか?
エンディングノートを書く作業は、70・80代になるとますます現実味を帯びてきます。
そして、考えるのが嫌になるのではないか?と感じます。
50代なら、事故や大病でもない限り、平均寿命から逆算しても時間に余裕があるだろうと思えます。
心にゆとりがある。
冷静に考えることもできます。
先々、最期の時に関する考え方は変わるかもしれませんが、今一旦考えてまとめておくことは決して無駄ではありません。
生き急ぐ訳ではないのです。
『自分の事は自分で決めたい』
ただそれだけが原動力なのです。
年とってから、アレコレ考えるのが面倒なのも正直ありますが ( 一一)
この先も、中身をどのように決め、書いていったのかを、具体的に老活を進めながら紹介していきたいと思っています。
このジャンルを考える時は、やはり気持ちが重くなりがち。
書き進めるコツとしては、できるだけ若いうちに、深刻に考え過ぎず・・といった所でしょうか。
ふざけた日常を送りながらも、老活は続きます。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
※以前のエンディングノートの内容はこちらからどうぞ
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