故人宛てのダイレクトメール・チラシを止める
生前、交友関係が広く通信販売が好きだった母。
そんな母宛てに届いていたダイレクトメール・郵便物を3年かかって全て止め終えました。
なぜ3年もの月日がかかっしまったのか?
それは、母の体調が刻々と変わり、意思の疎通が難しくなっていった事が1番の要因です。
容態を見ながら、不要だと判断できるものを徐々に止めていった為、時間がかかりました。
通販カタログなどは過去の購入頻度によって、季節ごとに届く所や、1年に1回程度の所とまちまち。
一緒に暮らしていた訳でもないし、いつどこで何を購入していたかなんて知りません。
果たして、どの程度の郵便物が届くものやら見当もつきませんでした。
そこで、これから親のDMを止めなきゃ・・という人へ、実際にどのような手順で止め、どれくらい期間がかかったのかまとめました。
効率良くDMを止めるコツ
1年間で区切り量を把握する
そこで、実家に帰った初年度から数えてまる1年間、いつどこからどんな郵便物が届くのかをストックし書き留める事にしたのです。
『1年』という期間を決めたのには理由があります。
前職の時先輩から「1年経つと、季節ごとの催しが1巡するから、大体の流れが分かるのよ」と教えて頂いた為。
日常生活でも、何かを見直したり『1年』というスパンは何かと判断基準になるものです。
1年経ち、やっとDMの全貌が見えてきました。
必要性の低い順に連絡する
当時、既に入院中で体力的に衰え始めていた母。
容態を考えた上で、不要であろう通販などは、届いた順にお断りの連絡を入れていきました。
通販カタログ程度なら、記載してあるお客様センターに電話をかけて、「本人が高齢で今後の注文は難しいのでDMを止めて欲しい」と伝えれば即解決します。
場合によっては1~2週間はシステムの関係上届いてしまう可能性があるようですが、ほとんどの場合すぐ止めてくれました。
以前購入したもののメンテナンスや、契約に関する最新のお知らせ、神事、仏事のお知らせはは今後も誰かが引き継ぐ可能性がありますので、保留として保管しておく事にしました。
DMの他に止めるもの
DMの他には、TELでの営業勧誘があります。
放っておけばそのうち止まるでしょうが、何度も営業電話が入るのもうっとおしいですよね。
同じように「本人が入院中ですから、今後は電話を控えて頂けますか」と伝えれば察してくれます。
合わせて個人情報を削除しておいて下さいと伝えると安心です。
直接自宅に訪問してくる業者も、今後必要のないと判断できるものはキッパリお断りしておきましょう。
我が家の場合、置き薬の営業とかがこれに当たりました。
最も効率の良い止め方はこれ!
本人が亡くなった後のタイミングで、一気に止める事が出来れば、あれこれ考えなくてすむのでしょうが、お葬式直後はなかなかそんな気持ちになれないのも事実です。
タイミングを逃すと先送り先送り・・となかなか片付きません。
一気に片づけようとしても、あちこち調べて連絡してと時間も手間も大きな事になって、下手すれば1日仕事になります。
数が多いと、混乱して判断にも時間がかかりがち、誤ってまだ必要なものを止めてしまったりの失敗も否めません。
書き出して把握し、全体数を少しづつ減らしておく事が、結果効率が良いのです。
さて、私のようなヒマ人なら1年様子見てDM貯めて、1件1件電話で断れば良いですが、忙しい人はそうもいきません。
また、いちいち連絡して止めるなんて面倒だという人もいますよね。
そんな人は、届いた郵便物に
『受取人は死亡により、差出人へ返送願います』
と書いた紙を貼り、ポストに投函すると差出人へ戻してくれます。
配達間違いの時と、文言は違えど同じ要領ですね。
たまに、届いたDMに電話番号が載っていない事があり、いちいち調べて電話をかけて面倒だなと思っていましたが、この方法なら簡単で済みますね。
自分に置き換えて考える
DM止めなんて、本人じゃなくても出来るんです。
電話1本かけるだけですもん。
しかし、量が多ければ多いほど、残された家族への負担は増えるのです。
あたり前ですが本人が一番良くわかっているので、最強に確実で話が早いのです。
要る・要らないの分別も本人なら100%判断できますから。
これを踏まえて、自分自身に置き換えるて考えてみます。
家族に負担をかけるのは、私にとって本意ではありません。
ならば、最小限に減らして維持していくのが、望ましいのです。
幸い、このブログをきっかけに身辺を整理して以来、DMはほぼ無し。
現時点で定期的にDMが届くのは保険関係と、年一回クリーニング店から届くセール案内だけ。
(先々、クリーニング店のDMも止める予定で、『する事リスト』に記入済み。
保険も保険会社によって、Web証書に変えると保険料を500円値引いてくれるメリットがあるのですが、今のところ書面で受け取っています)
DM1つにしても、宛名は大事な個人情報ですから、扱いも慎重にしたいものです。
捨てる時も、住所部分はシュレッダーして・・と、気を使いますし、ゴミが増えるのも好きじゃないです。
ネットで買物した場合では、DMは届かない代わりにメールが何通も届いたりしますよね。
メールマガジンやお知らせも、取引が済んだらその都度解除するようにしています。
必要な最低限度のメールが届く様設定して、その状態をキープしましょう。
買物のサイトも、利便性が良い1つに絞っての利用をオススメ。
結果、ポイントも集中してたまりやすいのはメリットです。
もはや片づけ・整理整頓がおもしろく、エスカレートしてきました。
かなり病的な域かも知れません。
それでも、まだまだミニマリストさんの足元にも及ばないと思っています。
全体数を少なくすると、頭の中も整理がしやすくなります。
結局、めんどくさがり屋はDM届かないのが一番楽だと確信しました。
持ち物も、取引も、最小限なら、頭の中で管理しやすいし、エンディングノートに書く項目も少なくて済むもんね。
結論、必要なお知らせはWebサービスを取り入れて読んだら消す。
紙のDMは最小限まで減らす。
この『増やさない』という、1つのルールを続けていくだけなのです (*´▽`*)
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