墓じまいに向け親の墓を永代供養にする為、早々予約をした理由

実家終い
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将来的に墓じまいしなきゃ


母が亡くなり、7カ月が過ぎました。
月命日には墓に上がり、掃除をして花を立てる。
なんてことない行動です。

 


しかし、我が実家の墓があるお寺の立地は、山の高台。
山を切り開いた様な場所へお墓が点在しています。

 


墓石の真上には、大きな山の木の枝が伸びていて、年間を通して落ち葉の掃除が欠かせません。
特に晩秋は、何度も何度も落ち葉を掃き集め、捨てに行ってはまた掃き集める。
大量の落ち葉。

 


夏場はお寺の山水が枯れるため、自宅から掃除用に水を何リットルも汲んで挑む。
イノシシに遭遇する危険がある為、なるべく1人では墓に行かない様にするか、ラジオの音で、人の気配をアピールするとかの工夫は欠かせません。

 


実家の墓掃除は、毎回不自由かつ大仕事になります。

永代供養を早々予約した理由

いつまで管理できるかの不安


今は、50代で身体も動くけれど、70、80歳になっての墓掃除はかなり厳しくなる事は目に見えます。
いつまで管理できるかって話です。

 


孫世代はそれぞれの生活があり、墓の管理を託したところで負担をかけることは目に見えます。
ならば、自分たちができるまで墓をみて、その後は墓終いをし、合葬墓にしようじゃないかと、前々から意見は出ていました。

 

需要が高まる焦り


最近は墓を手放す人が増え、永代供養の需要が高まり、予約が殺到しているというではありませんか。
その事を知ったのは、墓の解体にどれだけの費用がかかるものなのかを聞きに行った時の事でした。



合葬墓の施工を担当している石材屋さんに、解体費用がどれほど必要なのを参考までに伺いに行った時、3タイプ売り出し中の永代供養墓の1つが、年内に完売する可能性があることを教えてくれたのです。

 

うちのお寺の場合の3タイプとは、
①家族墓・・遺骨6体までを個別に永代管理供養
②個別墓・・遺骨1体を20年まで個別に管理→その後は自動で合葬墓へ移管
③合葬墓・・骨壺から遺骨を出し合同で永代供養
と、事情に合わせて選べます。


その①②の納骨堂に収まる数に限りがあるという意味合いでした。


でも、まださすがに母は亡くなって7カ月ですから、現実味がそれほどありませんでした。



当然我が実家も、ゆくゆくは・・と考えていました。
しかし予約が埋まってしまえば、入りたくても入れないのです。
安易に、いっぱいになったら業者さんが広げて(増設)受け入れてくれるんじゃないの?とも勝手に思っていました。
何の根拠もありませんがね。

 


しかし、合葬墓というものは法律に関する規定がとても厳しく、施工するのは大変なんだそうで、「今は広げる予定はない」と言い切られるではありませんか。
※2018年設立の納骨堂は満床。2021年6月に向かい側の土地へ納骨堂を増床されました。
 


ならば、いい時に話が聞けたと受け止めて、行動した方が良さそう。
墓終いはまだ先だけど、永代供養墓予約さえおけば安心だもんな。
そんなこんなで、早急に身内で話し合い予約を済ませたのです。


後世には負担をかけたくない想い


多くの人が、「残された家族・子供になるべく負担をかけたくない」と言います。
まったく同感。


子供がいたとしも、少子化の今は1人にかかる負担が大きくなります。
どうしても自分の代での墓じまいを考えがちですよね。
子供がいるいない関係なく、墓じまいは激増しているようです。


現代は保育園に入れないと待機児童に始まり、特別養護老人ホームに入れないと家庭で老老介護をする。
お墓も希望の所に入りたければ、早い者勝ちとでもいうのだろうか?
何だか、少し複雑な気持ちにもなりますが。

 

墓の形態は多種多様


お寺により永代墓の形態はいろいろで、合葬墓だと無限に受け入れしてくれるところもあるかと思います。
うちのお寺の場合は、合葬墓の他に、家族墓・個別墓があり、そこに人気が集まった結果、納骨堂の予定数が埋まりそうということのようでした。

 


家族墓も個別墓も、合葬墓に移すことができる為、先々の負担も軽減できそう。
契約後も、変化していく親族の形に添って考えていけます。



永代墓のタイプを選ぶポイントは、場所・金額・遺骨の数・保管年数・永代として今後引き継ぐ人がいるどうか・・などですかね。

 


最近では
・マンションタイプやロッカータイプの納骨堂
・樹木葬
・海に散骨
・宇宙葬
など選択肢も広がっています。


残された家族が迷わないように、自分はどうして欲しいのかを考え、伝えておく事が必要だと思います。


申込手続きは案外かんたん


今回契約相談に訪れたのはココ

【石野石材工業所(ストーンプランニングいしの)】
住所 :鳥取県鳥取市南吉方1丁目110-2
TEL:0120-148-788(10時~18時)


予約の手続きはそんなに難しくありませんでした。
申込書に申込人の氏名・住所・電話番号記入し捺印。身分証明の免許証とか保険証のコピーを提出。


更に、指定人が1人必要。
これは身内でなくてもOKとのこと。
指定人も同じく、直筆で申し込み書に記入、捺印は不要ですが、身分証明コピーは必須でした。

 


指定人を身内の誰かにする人が多いと思います。
ですが、独り身に限らず友達でも全く問題ないそうです。
ただ、内容が遺骨なだけに、指定人慎重に決めたいものです。

 


入金後(店頭支払い・銀行振り込み)に契約成立。
あくまでもこの内容は、うちのお寺の場合ですから、契約手続き・内容については各ご自身が信仰しているお寺さんにご確認下さいね。


まとめ


契約自体は、案外シンプルなものでした。
私はこの時、ついでに自分の合葬墓分も契約しちゃいました。
さくっと、ネットで買物するみたいな言い方ですね。
50代での合葬墓予約は、少し早いでしょうか。

 


実家の両親の永代墓は、私1人の問題ではないので金額等々詳細は伏せさせて頂きますが、改めて後のブログで、私自身の契約内容を金額を含め紹介したいと思っています。
 


気分的に、正月早々からお墓の話題は避けたい思いから、年内に契約を済ませました。
『年内に離婚届を提出したい』と、似た様な心境でした(笑)
個人的な感想は、「安心感が増えた」てな感じです。

 


物事は日々変化しているので、私がこの合葬墓に入る頃には、永代供養の形も更に進化しているかも知れません。
しかし、先の事をどれだけ予想してもきりがないのです。



自分の意思がしっかりと伝えられるうちに、大事な事は決めておきたいのです。
次世代にバトンタッチする準備が、着々と進んでいます。
まったりしたお正月が迎えられそうだな~。


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