SNSネットワークは災害時に心強い。初老世代も使うといい話

老活・終活
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災害情報が入らない


近年、自然災害がおおいと感じます。
日本列島どこに住んでいようが、今一度、防災について自身で出来る備えは何なのかを、見直す時期にきている気がしています。


離れて暮らす私の息子も、台風で長期停電をしたエリアに該当していて、災害に直面しました。
幸い、台風最接近が予測されていた当日は、交通機関の運休が確定していた事もあり、仕事は『自宅待機』との指示でした。
これを聞いて、外へ出る事はないだろうと、ひとまず安心していました。



大変強い風を伴う大きい台風になりました。
安否をラインでやり取りしていた時の事、息子の自宅が停電に。
それから数時間後の「スマホの充電ヤバイ」というのを最後に、17時間程連絡を取り合う事が出来なくなってしまいました (=_=)マジで?



充電切れ寸前でのやり取りで、安否確認は出来てはいたものの心配で仕方がありませんでした。
先の見えない停電と、尋常ではない荒れ模様をTVで見て、心配を募らせるだけ。



TVのニュースも、ある程度の地域の様子は分かりますが、当然の事ながら息子の暮らすエリア近辺をピンポイントで放送する事なんてありませんし。
ソワソワ・・ソワワ。
じっと座ってニュースを見る事が、こんなにもじれったく感じたことはありませんでした。


ツイッター始めました

被災・復旧情報がリアルタイムで知れる安心


何も手に付かない中、手がかりはないかと思いついたのが、2カ月前に始めたツイッター。
『知りたいエリアの地名・停電・復旧』など、キーワードを変えながら誰かが投稿していないか検索しまくりますと、あるわあるわ。



これで近辺の情報を収集して、息子に送っておこう。
今は見えなくても、どこかで充電に成功したタイミングでまとめて見る事ができるかも知れない。
果たして、役に立つ情報かどうかは定かでなくても、近隣の情報が何もないよりマシかも知れないし。



あちらこちらからの
「○○(地名)○丁目の交差点付近から、西側全て停電してます」
とか
「○○駅周辺一帯真っ暗停電中です」
などの声。
様子を知ろうとする人や、不安な思いを投稿する人達の手で、次々と情報は膨らんでいきました。



息子の暮らすエリアの土地勘は皆無でした。
しかし、グーグルマップを頼りに投稿情報と照らし合わせながら、息子の住むエリア近辺を調べる事ができました。
停電の範囲も、ザックリではありましたが知る事ができたのです。



その後、時間を追う毎に
「○○で充電コンセントを無料開放していました」
とか
「○○銭湯、営業しています。ただ、混んでます」
など、生活に関する情報が投稿される様に変化していきました。



お陰様で、息子は翌日には職場に辿り着いて、そこでスマホの充電ができたようで、充電切れ以来17時間ぶりにラインが届き、一旦は安心できました。
ただ、自宅は変わらず停電のまま。
こりゃ長丁場になるかもな・・。


それから、約3日後、無事停電は復旧しました。
復旧の経緯も
「○○町セブン○○店より南側は先ほど停電復旧しました」
とか
「○○信号近辺のマンションに住んでいます。さっき自宅に帰ったら復旧してました」
など順次投稿されていました。
復旧の兆しまで、得ることが出来たのです。



離れていても、ここまで詳細に知る事が出来るなんて、本当にありがたい。
メディアだけでは、決して得られない情報です。



遠方に住み、様子が分からない私の下に、より身近で詳細な情報が入って来るこのツイッターという奴は、なんてすばらしいの?
全く何の情報もないまま、ただただ待つだけの17時間だったとしたら、私の精神状態はどうにかなっていたかも知れません。



些細な事でも構わない、情報があるということは、それだけで安心度合いが違います。
TVの前で座っているだけでは得る事の出来ない情報が、こんなに簡単に手に入るなんて使わない手はないでしょう?



結果的に、さほど息子の役には立たなかったかも知れませんが、少なくとも私自身は助けられたと感じています。


形を変えた繋がりのパワーに感動


今まで、SNSは難しいとか、面倒だとか、何のメリットがあるの?
友達と繋がってたらそれで充分じゃないの?と思っていました。
その考えは、今回の災害で180度変える結果になりましたね。



更に、SNSに投稿している内容で偉いなあと感じた事があります。
例え自分の所が復旧したとしても、引き続き投稿を続けてくれていて、
「○○2丁目まで復旧した様子なので、そちらももう少しだと思いますよ。必ず復旧します。頑張りましょう」
などと励まし合っているではありませんか。



これ、かなり力になりますよ。
もう少し頑張ろうという、モチベーションにも繋がります。
なんだか、この子たち素敵だなぁとも思った訳です(*´▽`*)
時代と共に、希薄になってきたと感じていた人間関係ですが、形を変えてしっかり存在していたのですね。



また歳を重ねるという事は、身体の不自由も増え、今回の様な災害が起こった場合に積極的に外に出て情報を得る事も出来ない可能性があります。
増々情報難民になりかねません。
先日の豪雨災害の時も、雨の音が強くて災害放送が聞こえなかった地域がありました。



そんな悪環境をも、SNSはカバーしてくれる要素がある。
(おばさん、なーんにも知らんかったわ。絶賛&反省)
もしかしたら、情報は分で取りに行く時代なのかもなぁ。
ここの所の日本列島、天災が後を絶たちません。
SNSは、きっと心の備えにもなりますよ。



勿論、私の様な頭の固い考えではなく、SNSガンガンやってます!という同世代の人達もたくさんいると思います。
ですが、まだまだ苦手意識も多い世代である事も確かです。



歳を重ねるのと比例する様に、新しい事を始めたり覚えるのもおっくうになるものです。
ですが、簡単な所からでも初めてみましょうよと思うのです。
だって、結局これも老活に繋がりません?



チョット話は外れますがSNSに限らず、例えば高齢になってスーパーに買物1つ出かけられなくなったとしても、ネットがサクサク使えるおばあちゃんになれたら、ネットスーパーという選択肢も広がる訳です。
老後の生活する上での使い勝手が、グッと向上する予感がしませんか。



世の中の流れるスピードについていくのに、アップアップしますが、リハビリ感覚で始めてみましょうよ。
まずは、見るだけからスタートしても良い訳ですし。



大丈夫、私だって未だに使い方よく分からないけど、ツイッターデビューできたんだから(;’∀’)
100%情報を鵜呑みにする事はできませんが、何かの役には立つ、いや、とても立つぞ!と思いました。


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